補強については次のような方法があります。
詳しくは、専門家・技術者にご相談ください。
基礎の補強
壁の補強
壁の配置
基礎の補強
玉石基礎などの場合は、鉄筋コンクリート造の布基礎に替え、これに土台をアンカーボルトで締めつけます。
a 玉石に束立てしただけの柱は、浮き上がったり踏み外したりして、建物が壊れることがあります。
b 鉄筋コンクリート造の布基礎を作りアンカーボルトをつけてください。
壁の補強方法
筋交いをいれたり、構造用合板を張って強い壁を増やします
壁の補強
a 柱、はりだけでは地震の力に抵抗出来ません。
b 筋交いを入れるか、または、構造用合板(9mm以上)を柱、土台、はり、胴差、間柱、胴縁に十分にくぎ打ちして下さい。
こうした補強をするときは以下の点も併せて行います。
腐ったり、シロアリに食われた部材は取替えます。
イ 特に、台所・浴室の近くや北側の土台まわりの様に湿りがちのところは早く腐ります。
ロ 土台を取替え、柱は根継ぎして金物で補強して下さい。
土台・柱・筋交いなどの接合は金物等を使って堅固にします。
土台・柱・筋交いなどの接合は金物等を使って堅固にします。
イ ほぞ差しや胴付け、または釘止めだけの接合部は、抜けたりはずれたりします。
ロ 柱と土台は金物等で結びつけてください。筋かいと柱(または土台、はり)は、十分に釘又は専用の金物で止めつけてください。
柱・はりの接合は金物等使って堅固にします。
イ ほぞ差しだけの柱、はりの仕口は、ほぞが折れたり、抜けたりして骨組みがばらばらになりがちです。
ロ はりの下端を羽子板ボルトで引き止め抜け落ちない。
壁の配置
壁の量を増やし、かつ、つりあいをよく配置します。
a 開口部(ガラス戸など)が多いと地震に弱くなります。
b 開口部を減らし、筋かいや構造用合板で補強された壁を増やしてください。隅部を壁にすると一層効果的となります。